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約束の地

jauja-review-viggo-009.jpg

監督:リサンドロ・アロンソ
キャスト:ヴィゴ・モーテンセン ヴィールビョーク・マリン・アガー  ギタ・ナービュ
★★★★☆

原題は"Jauja"
ヴィゴが主演の他に、制作と音楽も努めたという作品。
なんでかヴィゴの主演作がほぼ同時に2作品も公開されて、どちらを見るか迷った結果
パタゴニアが舞台のこちらにしました。

カウリスマキ作品の常連カメラマン、ティモ・サルミネンの演出による 、35mmフィルムの
四隅を丸く切り取った枠の中に映し出される風景が、この上なく美しい~!
デジタル的、人工的な匂いのするクリアな美しさではなくて、絵画のような美しさに近い。
人物の配置や、色遣いなど、すべてが完璧に計算し尽されていて、思わずほぅっとなる。
サルミネンが色盲って本当に信じられないよ…。

ロードムービーと紹介されているけど、かなり淡々とした静かな作品。
特に、娘が父親の元を去り物語が動き出すまではものすごくゆっくりとした流れなので
思わず眠気を誘われてしまう程。ただ、最初は美しい絵画か写真集を見ているような
気分だったのに、父親であるヴィゴが娘を探しに行くあたりからどんどん物語が動き
出して(とは言っても展開はゆっくりではあるのだけど)、なんだか、荒野を舞台に
した文学作品を読んでいるような気分になってくる。実際、既存の小説を映像化した
のかと思っていたので、後でオリジナル作品と知って少々意外だったほど。

全体的にワクワクするとか、心躍るような作品ではないのだけど、一匹の薄汚れた犬に
導かれて、荒野の中の異空間とも呼べる場所で出会う不思議な女性との体験は
ラテンアメリカ文学的な幻想的な雰囲気で、すごーく面白い!

エンディングの展開は予想外だったけれど、これも面白いなぁと。
痣?のある犬とか兵隊のおもちゃとか、いくつか印象的な小道具が繰り返し出てくる
意味とか、二つの世界がどう繋がっているのか、とか想像するのがじわじわ楽しい。

ちなみに、本来は流暢なスペイン語を話すヴィゴが、わざと拙いスペイン語を話してる
のが妙にかわいくってツボでした。娘のインゲボルク役のヴィールビョーク・マリン・アガー
は初見だけど、クラシカルな衣装が似合って美しかったし、キャスト陣も良かった!
一見かなり地味な作品だけど、けっこう好き。

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