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マルタのことづけ

martanokotoduke.jpg

監督:クラウディア・サント=リュス
キャスト:ヒメナ・アラヤ リサ・オーウェン 

久しぶりのメキシコ映画。とっっても良かったです!
特別感動的な仕掛けも驚きもない、淡々としたお話だけれど、コンソメスープのように
じんわりと心に沁み渡る。

食べるのに困っているほどではないけれど、あまり贅沢もできない。
おそらく、メキシコではごく一般的な家庭ではないかなと思う。
HIV患者の母親とその4人の子供達、そして偶然彼らと交わることになった一人の
孤独な女性。死期を迎えつつある母親本人とその周りの人達を、大袈裟でもなく
悲劇的でもなく、静かに丁寧に、優しい目線で描写しているのが好ましい。

邦題にもなっているように、母親マルタが最期に子供達に残す言葉は、確かに愛情の
こもった素晴らしいものではあるのだけれど、むしろそこに向かうまでの間の
何気ない言葉のやりとりや、触れ合いの方に心を奪われる。

特に、やや自己中心的と思われた次女ウエンディの、意外な場面を目撃してしまった
クラウディアとのやりとりが印象的だった。すごく静かで淡々としているのが余計に
怖さを煽るというか、心に残るんだよね…。このウエンディ役を演じている女性、
マルタのモデルになった実在の女性の、本当の娘なんですって。

不器用で責任感の強い長女アレハンドラが彼氏と別れた後の短い会話も、チップス
片手にマルタと語らうシーンも、子供達を連れてのクリスマスパーティも
旅先でのスイカ早食いのくだりも、ぜーんぶお気に入り。

というか、私の場合はメキシコ映画だからってこともあるんだけど、単に昼食を食べて
いたり、テレビを見ているような何でもないシーンにもワクワクしちゃう。
あらゆるカット、すべての登場人物が愛おしくて仕方ないという。

グアダラハラが舞台ってだけでも何だかちょっとテンションがあがるし、メキシコの
スペイン語(それもDFみたいな早口じゃなくて、スラングまみれでもない)が
耳障りがよくて嬉しい~。

本当に分かりやすい日常的なメキシコのスペイン語なので、スペイン語学習者にも
オススメです。スペイン語字幕付きのDVDが発売されたら、絶対買うんだけどな。
英語圏の映画はちゃんと英語字幕があるのに、なぜかスペイン語の映画には、
スペイン語字幕がほぼないんだよね。

原題は『Los Insolitos Peces Gato』

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